◆4番(
永井一雄君) 議案第14号に対する
社会委員長報告に関して、質疑を行いたいと思います。 1点は、し尿汲み取り手数料の売上額の消費税については、
企業努力で賄えるのではないかという報告がありましたが、これに対する理事者の答弁はどのようなものであったのか、お聞かせください。 2つ目に、し尿汲み取り手数料の
売り上げ額は委員会の中で約3億円と言われたようであります。これに対する消費税は 900万円と予想されますが、所得5億円以下の事業者については
簡易課税方式の選択ができ、納税額は売上額の 0.6% 180万円。また同社の62年度
決算見込み書から推定しますと、必要経費の
課税対象経費約25%の税額を差し引いても 400万円の、営業利益の80%ぐらいに匹敵するものが、消費税のために業者の所得になると思われますが、手数料の
引き下げ等に対する質問はなかったのかどうなのか。この2点についてお聞かせいただきたいと思います。
○議長(
小布施茂君) 答弁を求めます。
-----荒井義太郎君。 〔16番
荒井義太郎君登壇〕
◎16番(
荒井義太郎君) ただいまの
永井一雄議員さんの質問にお答えをしたいと思いますが、先ほど御報告申し上げたとおりでございますが、消費税分については
企業努力で賄えないかと、こういう質問に対する理事者の答弁と、こういうことでございますが、理事者から適切な答弁をいただき、了承という形になりました。 なおまた、手数料の引き下げについてでございますが、市の理事者からはそれぞれ消費税にかかわる市全体の見直しの中でのものであると、こういう形の答弁がございまして、了承を得たと、こういうことでございます。 以上でございます。
○議長(
小布施茂君) ほかに質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小布施茂君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 最初に、27番
永井常雄君の発言を許します。
-----永井常雄君。 〔27番
永井常雄君登壇〕
◆27番(
永井常雄君) 私は、
日本共産党と勤労市民を代表して今3月
定例審議会において、
消費税関連4条例案について反対の立場から討論を行います。 第1に、議案第11号 須坂市
市税条例の一部を改正する条例についてでありますが、この条例の主な改正点は、市の自主財源であった電気税及びガス税を廃止し、国ではこの不足分を
消費譲与税で見るという内容でありますが、消費税の創設に伴っての自主財源の減少であり、不足分を交付税で見るということは依存財源の増加につながるものであり、財政上の見地からも許すことのできないものであり、反対せざるを得ません。 次に、議案第14号 須坂市
公民館使用料徴収条例等の一部を改正する条例についてでありますが、これも消費税の創設に伴って、市公民館、
市体育施設、市民会館、
シルキーホール、
文化会館等の市民に密着した施設のすべての使用料の値上げをしようとするものであり、市民の集会や体育の振興について、負担増となるものであります。また、
一般廃棄物及び
産業廃棄物の
処理手数料についても3%分を上乗せするものであり、反対いたします。 次に、議案第19号 須坂市
水道事業分担金徴収条例の一部を改正する条例についてでありますが、この条例も政府の
方針どおり、分担金に3%をそのまま上乗せして市民負担に転嫁するものであり、反対せざるを得ません。 次に、議案第20号 須坂市
水道事業給水条例の一部を改正する条例についてでありますが、この条例も政府の
方針どおり、3%をそっくり市民負担にしようとするものであり、昨年12月定例会で 9.7%の値上げを決定した直後のことでもあり、
建設水道常任委員会でも委員の多数がこの改正に反対し、19号、20号とも委員会で否決したものであり、市民の負担増が新たに、年 2,000万円にも達することを心配しての結果であります。 消費税の導入については、NHKの調査によりますと、全国47都道府県中、完全実施は16県のみであり、他31都道府県は
完全見送りか、実施の延期、一部実施となっております。
政令指定都市の横浜市、名古屋市でも実施見送り、または継続審査を決めており、東京都をはじめとする都下の各市はほとんど実施延期を決めておりますことは、議員各位も御承知のとおりであります。今回の消費税については不透明な部分が多く、商店主、事業主も多数反対しておられることは御承知のとおりであります。 私は、
自民党竹下内閣の反国民的な悪税の創設に反対し、多数市民の立場に立って、今回の消費税の関連4条例案に反対を表明いたします。多数、議員の皆さんの御賛同を願って、本3月定例市議会における反対討論を終了いたします。
○議長(
小布施茂君) 次に、15番村石正郎君の発言を許します。-----村石正郎君。 〔15番 村石正郎君登壇〕
◆15番(村石正郎君) ただいま議題となっております条例案のうち
消費税関連の条例案について、私は原案賛成の立場から意見を申し上げたいと存じます。 戦後の混迷と窮乏から、今や世界一の経済大国に発展した我が国民性の偉大さには驚きと目を見張るものがあります。一方、わが国の現行税制体系は昭和25年シャウプ勧告を基幹としてできているものでありますが、高齢化、国際協調化等、社会情勢も変化し、税に対する国民の不公平感、重税感の意識が増してきていることは御承知のとおりであります。これが所得、消費、資産などの間で均衡がとれた安定的税体系を構築するために、税に係る諸制度を抜本的に見直す気運が高まってきたことにより、政府と税制調査会との間で幾度かの諮問、答申が交わされる中で昭和63年4月税制改革についての答申において、EC型付加価値税と一般消費税の2つの案が答申され、政府は一般消費税型を採用することとなったのであります。 税制改革関連6法案が第 113回臨時国会において衆議院における一部修正可決後、昨年12月24日参議院において可決成立し、12月30日付で公布、施行され、消費税法も本年4月1日から適用されることは御承知のとおりであります。この消費税は課税ベースの広い間接税として、原則的にすべての消費に課税されるものであり、わが国が初めて経験する新しいタイプの税制であるだけに、その功罪は論議を呼んでいることは事実であります。 もちろん私も今回の消費税に関しては万全のものとは思っておりません。しかし、基本的には間接税の比率を高めていくことは必要であると考えているものであります。消費税を考察するに、税は公平性の確保にあると考えます。税収が特定の税目に偏ると、その税目を抱える問題が増大し、重税感、不公平感も高まっていたことも事実であります。 2つに、所得水準が上昇、平準化してきており、負担能力の等しいものは応分の負担とする税の公平の確保にあると思います。また、社会共通の便益を賄うための基礎的負担は、極力幅広く、公平に応分の負担をする公平感を持つ税制が必要とも考えております。
消費税導入に当たっては、地方公共団体の財貨、サービスの提供の対価として消費税が課税されるもので、使用料等に合わせ、本来利用者に転嫁すべきものであり、これを転嫁せず、その負担を住民全体に転嫁することは不合理といわざるを得ません。 水道事業は公営事業として、住民福祉の増高のため、その企業性を発揮しつつ運営されているわけでありますが、既に御承知のとおり建設改良事業費や諸費用に対して、消費者という立場から消費税相当額が転嫁され、経費増となることは火を見るよりも明らかであります。水道料金に転嫁される税相当分は納税義務者として、納税の義務が課されており、税金として納めなければなりません。 水道事業が末端消費者に税相当分を転嫁しないで赤字経営を余儀なくされることは、健全経営をモットーとする公営企業の性格にかんがみ、最も憂慮される問題であると考えるのであります。 このことから、税制改革の一環である消費税法の施行に基づく、地方公共団体の使用料、公営企業料金等への消費税転嫁は法の定めるところと理解し、まことにやむを得ないものと考えます。須坂市のみならず、県はじめ、県下市町村はただいま私が申し上げた理由によって、等しくそれぞれ所要の条例改正を行っているところであります。 よって、今定例議会に提案された
消費税関連の各条例案は、我が国の将来に思いをいたし、また我が須坂市の公営企業の健全経営のため、市民の皆さんに負担をかけることはまことに苦しい選択ながら、原案を認めてまいりたいと考えますので、改めて議員各位の御賛同を賜りたくお願い申し上げます。 私の賛成討論を終わります。
○議長(
小布施茂君) 以上で、通告による討論は終わりました。 これで討論を終結いたします。 これから採決をいたします。 最初に、議案第5号から議案第10号までの6件を一括して採決いたします。 本6件に対する委員長の報告は原案可決であります。 本6件は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 御異議なしと認めます。よって、議案第5号、第6号、第7号、第8号、第9号及び第10号の6件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第11号を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。 本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
小布施茂君) 起立多数であります。よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第12号及び第13号の2件を一括して採決いたします。 本2件に対する委員長の報告は原案可決であります。 本2件は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 御異議なしと認めます。よって、議案第12号及び第13号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第14号を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。 本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
小布施茂君) 起立多数であります。よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第15号から第18号までの4件を一括して採決いたします。 本4件に対する委員長の報告は原案可決であります。 本4件は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 御異議なしと認めます。よって、議案第15号、第16号、第17号及び第18号の4件は原案のとおり可決されました。 〔13番 丸山孝一君、3番 田中穂積君退席〕
○議長(
小布施茂君) 次に、議案第19号について採決いたします。 本件に対する委員長の報告は否決でありますので、原案について採決いたします。 本件は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
小布施茂君) 起立多数であります。よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第20号について採決いたします。 本件に対する委員長の報告は否決でありますので、原案について採決いたします。 本件は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
小布施茂君) 起立多数であります。よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第21号及び第22号の2件を一括して採決いたします。 本2件に対する委員長の報告は原案可決であります。 本2件は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 御異議なしと認めます。よって、議案第21号及び第22号の2件は原案のとおり決定されました。 〔13番 丸山孝一君、3番 田中穂積君着席〕
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△日程第20 議案第23
号 ~日程第30 議案第33号
○議長(
小布施茂君) 日程第20 議案第23号 昭和63
年度須坂市
一般会計補正予算第10号から、日程第30 議案第33号 昭和63
年度須坂市
宅地造成事業会計補正予算第4号までの補正予算11件を一括して議題といたします。 本11件に関し、各委員長の報告を求めます。 最初に、
社会常任委員長の報告を求めます。
-----荒井社会常任委員長。 〔
社会常任委員長 荒井義太郎君登壇〕
◎
社会常任委員長(
荒井義太郎君) ただいま議題となりました補正予算案件のうち、
社会委員会に付託されました案件につきまして、審査の経過と結果を御報告申し上げます。 付託されました案件につきましては、去る14、15の
両日委員会を開き、
関係理事者の出席を求め、詳細なる内容の説明を受け、慎重なる審査を行いました。 最初に、議案第23号 昭和63
年度須坂市
一般会計補正予算第10号のうち、所管事項について申し上げます。 審査に当たり、
委員各位から出されました質疑、意見の主なるものは、 ・ 養護老人ホーム費の消耗品費と臨時福祉特別給付金の関係について伺いたい。 ・ 高齢者対策費の老人クラブ活動費の減額内容について伺いたい。 ・ 措置児童委託料について伺いたい。 ・ 松川霊園の墓石設置規制について伺いたい。 ・ 計画されております文化施設完成後における市民会館のあり方について考えを伺いたい。 ・ 国民年金事務費、納税組合事務費交付金減額理由について伺いたい。等であり、それぞれ答弁を得た後、質疑、意見を終結し、討論を省略して採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第24号 昭和63
年度須坂市
国民健康保険特別会計補正予算第4号及び議案第25号 昭和63
年度須坂市
老人保健特別会計補正予算第2号について申し上げます。 両案につきましても、慎重なる審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第27号 昭和63
年度須坂市
同和地区住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算第2号について申し上げます。 審査に当たり、
委員各位から ・ 貸付金の滞納者が多いが、滞納整理の現況と今後の見通しについて伺いたい。 ・ 債務者及び保証人と滞納整理について、確度の高い話し合いがなされているのか伺いたい。等の質疑がなされ、それぞれ答弁を得た後、質疑、意見を終結し、討論を省略して採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第29号 昭和63
年度須坂市
福祉企業センター特別会計補正予算第4号について申し上げます。 審査に当たり、
委員各位から ・ 施設事務費負担金の基礎人数のうち、認定作業員と認定外作業員について伺いたい。等の質疑がなされ、答弁を得た後、質疑、意見を終結し、討論を省略して採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、
社会委員会における審査報告を終わります。
○議長(
小布施茂君) 次に、
建設水道常任委員長の報告を求めます。
-----永井建設水道常任委員長。 〔
建設水道常任委員長 永井常雄君登壇〕
◎
建設水道常任委員長(
永井常雄君) ただいま議題となっております補正予算案件のうち、
建設水道委員会に付託されました案件について、審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 付託されました案件5件につきましては、去る14、15の
両日委員会を開き、
関係理事者の出席を求め、事項別明細書等に基づき、詳細なる内容の説明を受け、慎重なる審査を行いました。 最初に、議案第23号 昭和63
年度須坂市
一般会計補正予算第10号のうち、所管事項について申し上げます。 審査に当たり、
委員各位から出されました質疑、意見の主なるものは、 ・ 財産売払収入について、廃道水路敷売払の現況について伺いたい。 ・ 都市計画施設整備基金積立金について、積立計画といったものはあるのか伺いたい。 ・ 街路事業費のうち、八町線にかかる事業費のみが増加した理由について伺いたい。 ・ 中部圏整備事業補助金の内容について伺いたい。等でありまして、それぞれ答弁を得た後、質疑、意見を終結し、討論を省略して採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第31号 昭和63
年度須坂市
下水道事業特別会計補正予算第5号について申し上げます。 審査に当たり、
委員各位から出されました質疑、意見の主なるものは、 ・ 千曲川流域下水道事業負担金の減額理由について伺いたい。等でありまして、それぞれ答弁を得た後、質疑、意見を終結し、討論を省略して採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第32号 昭和63
年度須坂市
水道事業会計補正予算第5号について申し上げます。 審査に当たり、
委員各位から出されました質疑、意見の主なるものは、 ・ 配水管等の布設替え及び路面復旧工事の増工分の費用について伺いたい。等でありまして、それぞれ答弁を得た後、質疑、意見を終結し、討論を省略して採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第30号 昭和63
年度須坂市峰の原
水道事業特別会計補正予算第3号及び議案第33号 昭和63
年度須坂市
宅地造成事業会計補正予算第4号について申し上げます。 本2件につきましても、慎重なる審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、
建設水道委員会における審査の報告を終わります。
○議長(
小布施茂君) 次に、
総務文教常任委員長の報告を求めます。-----竹内
総務文教常任委員長。 〔
総務文教常任委員長 竹内磐夫君登壇〕
◎
総務文教常任委員長(竹内磐夫君) ただいま議題となっております補正予算案件のうち、
総務文教委員会に付託されました案件につきまして、審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 付託されました案件は3件で、去る16日及び17日の両日にわたり委員会を開き、
関係理事者の出席を求め、事項別明細書等に基づき、詳細なる内容の説明を受け、慎重なる審査を行いました。 最初に、議案第23号 昭和63
年度須坂市
一般会計補正予算第10号のうち、所管事項について申し上げます。 審査に当たり、
委員各位から出されました質疑、意見の主なるものは、 ・ 各課でつくっている印刷物は規格等の面で統一できないものかどうか伺いたい。 ・ 時間外手当の補正が大きく増額されているが、職員の健康管理、職務遂行上影響が出るのではないか。また、時間外勤務の実体と人員増について、今後いかに対応するのか伺いたい。 ・ また、前回の委員会の審査で統計調査員の手当が低いので、県へ要望すると理事者の答弁があったが、その後どうなっているのか伺いたい。 ・ 市庁舎清掃業務委託の債務負担行為の追加補正に関し、清掃業者の委託内容と職員の個々の日常の清掃の実態について伺いたい。 また、本議案を今議会に債務負担行為の追加補正にした考え方について伺いたい。 ・ 地方交付税の補正額の算定について伺いたい。 ・ 県民税徴収事務委託金の算出基準について伺いたい。 ・ 個人市民税 1,000万円の補正増について、その算出の基礎について伺いたい。等でありまして、それぞれ答弁を得た後、質疑、意見を終結し、討論を省略して採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第26号 昭和63
年度須坂市
奨学金特別会計補正予算第2号及び議案第28号 昭和63年度井上・幸高・九反田・中島財産区
特別会計補正予算第4号について申し上げます。 両案についても慎重なる審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、
総務文教委員会の審査報告を終わります。
○議長(
小布施茂君) 次に、
経済常任委員長の報告を求めます。
-----山岸経済常任委員長。 〔
経済常任委員長 山岸武君登壇〕
◎
経済常任委員長(山岸武君) ただいま議題となっております補正予算案件のうち、
経済委員会に付託されました議案第23号 昭和63
年度須坂市
一般会計補正予算第10号のうち所管事項について、審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 付託されました案件につきましては、去る16日、17日の
両日委員会を開き、
関係理事者の出席を求め、事項別明細書等に基づき、詳細なる内容の説明を受け、慎重なる審査を行いました。 審査に当たり、
委員各位から出されました質疑、意見の主なものは、 ・ 豊丘地区の農道改良事業にかかわる工事請負費が減額されている理由及び当初の見積もりはどうであったのか伺いたい。 ・ 農協の合併に対する特別補助金が計上されているが、このような助成をする理由は何か。 また、県及び中央会からどのような助成があるのか伺いたい。 ・ 広域消防にかかわる受託事業収入が減額となった理由について伺いたい。 ・ 消防団員の退職の状況及びその報奨金の内容について伺いたい。 ・ 消防団の機械器具置き場等の建設に対する負担金について基準となるべき要綱を設けるべきではないか。 ・ 会計課において臨時職員を必要とする理由、また、その職務内容について伺いたい。 ・ 協同組合須坂シルキーに対して予定されていた企業診断が実施できない理由は何か伺いたい。 ・ 観光ビデオの内容及びこうした事業については、市は積極的に態度をとるべきではないか。 ・ 商工振興費のうち、金融保証料及び利子補給金の減額内容について伺いたい。等でありまして、それぞれ答弁を得た後、質疑、意見を終結し、討論を省略して採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、
経済委員会における審査の報告は終わります。
○議長(
小布施茂君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 これから討論に入ります。 討論の通告はありません。ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 これから採決いたします。 議案第23号から第33号までの補正予算11件を一括して採決いたします。 本11件に対する委員長の報告は原案可決であります。 本11件は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 御異議なしと認めます。よって、議案第23号、第24号、第25号、第26号、第27号並びに第28号、第29号、第30号、第31号、第32号及び第33号の11件は、原案のとおり可決されました。
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△日程第31 議案第34
号 ~日程第41 議案第44号
○議長(
小布施茂君) 日程第31 議案第34号 平成元
年度須坂市
一般会計予算から、日程第41 議案第44号 平成元
年度須坂市
宅地造成事業会計予算までの平成元年度予算案11件を一括議題といたします。 本11件に関し各委員長の報告を求めます。 最初に、
社会常任委員長の報告を求めます。
-----荒井社会常任委員長。 〔
社会常任委員長 荒井義太郎君登壇〕
◎
社会常任委員長(
荒井義太郎君) ただいま議題となりました予算案件のうち、
社会委員会に付託されました案件につきまして、審査の経過と結果を御報告申し上げます。 付託されました案件につきましては、去る14、15の
両日委員会を開き、
関係理事者の出席を求め、事項別明細書に基づき、詳細なる内容の説明を受け、慎重なる審査を行いました。 最初に、議案第34号 平成元
年度須坂市
一般会計予算のうち所管事項について申し上げます。 審査に当たり、
委員各位から出された質疑、意見の主なるものは、 ・ 障害者等共同作業訓練施設の工事請負費は補助対象とならないのか。なお、増築分は今後の利用度からまだ狭くはないのか。 ・ 重度心身障害者(児)等のタクシー利用助成の考え方、内容について伺いたい。 ・ 老人福祉センター運営費補助金の前年度比較減の理由について伺いたい。 ・ 生活保護費、生活扶助費の内訳について伺いたい。 ・ 老人保護費、措置費徴収金の区分について伺いたい。 ・ 養護老人ホームのエアコン設置について伺いたい。 ・ 老人家庭奉仕事業の市費補助率の高率見直しの考えはないか。 ・ 保育料のうち未満児等の所得加算について国の方針と市の考え方について伺いたい。 ・ 同和地区高齢者福祉金の対象者について伺いたい。 ・ 隣保館運営費が前年費倍増しているが、その理由について。また、一般職職員配置とその給与費の計上についての考え方について伺いたい。 ・ 公害対策費のスタッドレスタイヤモニターについて伺いたい。 ・ 清掃センター使用料の消費税見込み額はどのくらいか。 ・ 予防費等の医師謝礼と在宅保健婦賃金の算出基準について伺いたい。 ・ 在宅保健婦の雇用形態について伺いたい。 ・ 健康づくり推進町別懇談会をブロック別で行うことは目的に違反し、施策の後退となると考えるがどうか。等でありまして、それぞれ答弁を得た後、質疑、意見を終結し、討論を省略して採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第35号 平成元
年度須坂市
国民健康保険特別会計予算及び議案第36号 平成元
年度須坂市
老人保健特別会計予算について申し上げます。 審査に当たり、
委員各位から出された質疑、意見の主なるものは、 ・ 国保税収納率の一般被保険者と退職被保険者等に開きがあるのはどういう理由か伺いたい。 ・ 医療費の伸びを見込んでいるかどうか伺いたい。等であり、それぞれ答弁を得た後、質疑、意見を終結し、討論を省略して採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第38号 平成元
年度須坂市
同和地区住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について申し上げます。 本件につきましても、慎重なる審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第40号 平成元
年度須坂市
福祉企業センター特別会計予算について申し上げます。 審査に当たり、
委員各位から ・ 認定作業員と認定外作業員にかかわる施設事務費の収入について伺いたい。 ・ 雑入の協力費の内容について伺いたい。等でありまして、それぞれ答弁を得た後、質疑、意見を終結し、討論を省略して採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、
社会委員会の審査報告を終わります。
○議長(
小布施茂君) 次に、
建設水道常任委員長の報告を求めます。
-----永井建設水道常任委員長。 〔
建設水道常任委員長 永井常雄君登壇〕
◎
建設水道常任委員長(
永井常雄君) ただいま議題となっております平成元年度予算のうち、
建設水道委員会に付託されました案件について、審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 付託されました案件5件につきましては、去る14、15の
両日委員会を開き、
関係理事者の出席を求め、事項別明細書等に基づき、詳細なる内容の説明を受け、慎重なる審査を行いました。 最初に、議案第34号 平成元
年度須坂市
一般会計予算のうち、所管事項について申し上げます。 審査に当たり、
委員各位から出されました質疑、意見の主なるものは、 ・ 道路整備期成同盟会嬬恋・須坂市間県道整備促進期成同盟会の事業内容について伺いたい。 ・ 道路橋梁総務費の中で一般職員が2名減となっている理由について伺いたい。 ・ 住宅管理人報酬及びその職務について伺いたい。 ・ 公営住宅推進協議会の内容について伺いたい。 ・ 屋部市営住宅建替えに伴う会議の負担金はどのようになっているのか伺いたい。 ・ 市営住宅使用料の内訳について伺いたい。 ・ 雑入として計上されている工事負担金 1,882万円の内容について伺いたい。 ・ 道路新設・改良工事などの実施箇所はどのように決定されているのか伺いたい。 ・ 都市計画総務費の中で予定されている基礎調査の内容とその結果はどのように活用されているのか伺いたい。 ・ 長野市と共同で進められているインター周辺の土地利用計画策定業務の内容について伺いたい。 ・ 土地開発公社に対する貸付金1億円は、どのように使われているのか伺いたい。 ・ 土地区画整理費のうち公共施設管理者負担金 5,000万円の内容について伺いたい。 ・ 上部地区住環境整備事業の現状について伺いたい。等でありまして、それぞれ答弁を得た後、質疑、意見を終結し、討論を省略して採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第41号 平成元
年度須坂市峰の原
水道事業特別会計予算について申し上げます。 審査に当たり、
委員各位から出されました質疑、意見の主なるものは、 ・ 施設整備基金積立金の累計はどのくらいになるのか。等でありまして、それぞれ答弁を得た後、質疑、意見を終結し、討論を省略して採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第42号 平成元
年度須坂市
下水道事業特別会計予算について申し上げます。 審査に当たり、
委員各位から出されました質疑、意見の主なるものは、 ・ 一般会計繰入金の算出方法について伺いたい。 ・ 下水道事業の中で補助事業と単独事業の違いはどういうことであるのか伺いたい。 ・ 受益者負担金納期前納付報奨金の内容について伺いたい。等でありまして、それぞれ答弁を得た後、質疑、意見を終結し、討論を省略して採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第43号 平成元
年度須坂市
水道事業会計予算について申し上げます。 審査に当たり、
委員各位から出されました質疑、意見の主なるものは、 ・ 資本的支出のうち、水道拡張費の工事請負費、用地費の内容について伺いたい。 ・ 消費税還付金の内容について伺いたい。 ・ 貸借対照表の中の負債の部、流動負債の未払金の理由について伺いたい。 ・ 収益的収入の中の給水収益について伺いたい。等でありまして、答弁を得た後、質疑、意見を終結し、討論を省略して挙手採決の結果、可否同数となり、
須坂市議会委員会条例第14条第1項の規定により、原案は否決すべきものと決しました。 次に、議案第44号 平成元
年度須坂市
宅地造成事業会計予算ついて申し上げます。 審査に当たり、
委員各位から出されました質疑、意見の主なるものは、 ・ 次期造成予定地2万平方メートルは具体的なものであるのか伺いたい。 ・ 宅造会計の人員配置について伺いたい。 ・ 前年度分予定貸借対照表の中で未整宅地の内容について伺いたい。等でありまして、それぞれ答弁を得た後、質疑、意見を終結し、討論を省略して採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、
建設水道委員会における審査の報告を終わります。
○議長(
小布施茂君) 次に、
総務文教常任委員長の報告を求めます。-----竹内
総務文教常任委員長。 〔
総務文教常任委員長 竹内磐夫君登壇〕
◎
総務文教常任委員長(竹内磐夫君) ただいま議題となっております平成元年度当初予算のうち、
総務文教委員会に付託されました案件につきまして、審査の経過と結果を御報告申し上げます。 付託されました案件は、
一般会計予算、
奨学金特別会計予算、井上・幸高・九反田・中島財産区
特別会計予算の3件であります。 この審査のため、去る16日及び17の
両日委員会を開き、
関係理事者の出席を求め、予算説明書並びに関係資料に基づき、詳細なる内容の説明を受け、慎重に審査を行いました。 最初に、議案第34号 平成元
年度須坂市一般関係予算のうち所管事項について申し上げます。 審査に当たり、
委員各位から出された質疑、意見の主なるものは、 ・ 職員採用試験委託料の内容について伺いたい。 ・ 女子事務服のデザインと対象人員について伺いたい。 ・ ふるさと大使との懇談内容、大使の顔触れ、略歴について伺いたい。 ・ 竜の里須坂野外彫刻製作者選定委員の選出及び作品構想について伺いたい。 ・ 長野冬季オリンピックについて市の取り組みはどうなっているのか伺いたい。 ・ 納税組合事務交付金に関し、口座振替の納入希望について将来的にどう考えているか伺いたい。 ・ 法人市民税、固定資産税が前年度末時点に比較しふえているが、個人市民税はかえって少なく計上してあるが、その理由について伺いたい。 ・
消費譲与税及び利子割交付税の算出根拠について伺いたい。 ・ 修学旅行等つき添い補助金に関し、中学校費は前年度と同額であるが、小学校費では減額となっているその理由と補助金の算出根拠について伺いたい。 ・ 蛍飼育観察研究の成果について伺いたい。 ・ 課外活動補助金に関し前年度より増額されているが、その理由と補助金の算出根拠及び活動の内容について伺いたい。 ・ 学校給食のコンテナ配送委託について、計上してある委託金でその業務を遂行できるのかどうか。また購入予定のトラックは現有車両のほかに増車するのか、その考え方について伺いたい。 ・ 公民館費の各種団体補助金にかわる事業内容等について伺いたい。 ・ 児童・生徒の三浦市交流訪問の内容と紫雲寺町との交流についてはどう考えているか伺いたい。 ・ 高校生父母の会活動費補助金に関し、会の活動内容について伺いたい。 ・ 美術館建設構想について伺いたい。 ・ 健康マラソン大会はどんな内容で計画されているのか、その構想について伺いたい。 ・ 体育振興費の各種大会補助金とスポーツ団体補助金との関連について伺いたい。 ・ 同和地区児童・生徒の入学支度金支給事業補助金には所得制限はあるのか、ないのか伺いたい。 ・ 各町へ交付されている同和教育分館活動費交付金に関し、事業への参加者の推移について伺いたい。等でありまして、それぞれ答弁を得た後、質疑、意見を終結し、討論を省略して採決の結果、庶務課、企画課、高速道対策課、財政課、学校教育課、社会教育課、体育課、議会事務局所管事項については簡易採決にて原案可決、
税務課及び同和教育課所管事項については挙手採決の結果、賛成多数にて原案を可決すべきものと決しました。 次に、議案第39号 平成元年度井上・幸高・九反田・中島財産区特別会計について申し上げます。 審査に当たり、
委員各位から出されました質疑、意見の主なるものは、 ・ 一般会計からの繰出金25万円の根拠について伺いたい。 ・ 基金積立金の算出根拠はどうなっているのか伺いたい。等でありまして、それぞれ答弁を得た後、討論を省略して採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、報告順序は最後になりましたが、議案第37号 平成元
年度須坂市
奨学金特別会計予算について申し上げます。 本案につきましても慎重に審査した結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、
総務文教委員会における審査の報告を終わります。
○議長(
小布施茂君) 次に、
経済常任委員長の報告を求めます。
-----山岸経済常任委員長。 〔
経済常任委員長 山岸武君登壇〕
◎
経済常任委員長(山岸武君) ただいま議題となっております平成元年度予算のうち、
経済委員会に付託されました議案第34号 平成元
年度須坂市
一般会計予算のうち所管事項について、審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 付託されました案件については、去る16、17日の両日、委員会を開き、
関係理事者の出席を求め、事項別明細書に基づき、詳細なる内容の説明を受け、慎重なる審査を行いました。 審査に当たり、
委員各位から出されました質疑、意見の主なものは、 ・ 東地区へ予定されている直売所の位置及び内容について伺いたい。 ・ 排水路整備に伴う下流地域の影響及び対策についてどのように考えているか伺いたい。 ・ 農業総務費の中で支出されている少額の負担金及び補助金について整理できるものがあるのではないか。 ・ 有害鳥獣駆除対策協議会及び猟友会の活動内容、また、これらに対する負担金、補助金の内容について伺いたい。 ・ 農業委員会で管理している国有農地の内容について伺いたい。 ・ 米子地区に予定されている消防機械・器具の置き場建設について伺いたい。 ・ 消防費における特定財源の内容について伺いたい。 ・ 小型ポンプ積載車の配備計画について伺いたい。 ・ 基金利子収入及び市預金利子の内容について伺いたい。また、預金については有益な運用を図られたい。 ・ 観光マップ作成の内容について伺いたい。 ・ 新たに観光ビデオをつくる考えがないか伺いたい。 ・ 商工業振興費誘客対策事業補助金のうち、青年会議所に対する補助金 140万円の事業内容及びこの助成金が適切なものとなるよう十分に指導されたい。 ・ 地区評、勤労協に対する建物貸付料について伺いたい。 ・ 須坂シルキー、村山ピオレ等に対して支払われている共同店舗利子補給金の内容について伺いたい。 ・ 勤労青少年ホームの利用状況について伺いたい。 ・ 臥竜公園水族館の利用状況について伺いたい。 ・ 臥竜公園一帯の害虫駆除はどのように行われているか伺いたい。 ・ 参議院選挙費の財源内訳の中で、一般財源1万 5,000円はどう処理されているか伺いたい。等でありまして、それぞれ答弁を得た後、質疑、意見を終結し、討論を省略し採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、
経済委員会における審査の報告を終わります。
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○議長(
小布施茂君) 本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。
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○議長(
小布施茂君) この際、議案第34号及び43号に対しては、小林紀雄君ほか3人から修正の動議が提出されております。よって、提出者の説明を求めます。-----小林紀雄君。 〔26番 小林紀雄君登壇〕
◆26番(小林紀雄君) 上原晴男、北澤文子、丸山親男の各議員を代表しまして動議の説明を申し上げたいと思います。 議案第34号 平成元
年度須坂市
一般会計予算及び議案第43号 平成元
年度須坂市水道事業予算のうち、消費税部分にかかわる予算の修正動議について説明申し上げます。 消費税については国民世論の大半が反対であります。このことについては、この間の一連の地方自治体選挙の結果でも明らかであります。各自治体はこの法に対し苦慮するとともに、自治体がかかわる消費税について、住民の世論を配慮しつつ対応しているのが現状であります。 須坂市においても同様であり、市長をはじめ理事者各位の苦悩を否定するものではありません。現実の対応の中で、この法の適用による条例改正も配慮できるのであり、見送ることもできるのでありますから、そうすべきであると考えます。 議題となっている予算案は市民生活にかかわる多くの内容を含んでおり、明日の時代を築く上でも極めて重要であります。市長2期目の2年度からの意欲も感じるものであります。しかし、消費税を含まなければ執行できないという内容ではありません。よって、消費税を除き、別紙のとおり予算の修正を行うよう動議として提出します。 議員各位の賢明な判断に期待し、動議に御賛同いただきますようお願い申し上げまして、説明といたします。
○議長(
小布施茂君) ただいまの
委員長報告及び動議に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 これから討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 最初に、21番丸田喜一君の発言を許します。-----丸田喜一君。 〔21番 丸田喜一君登壇〕
◆21番(丸田喜一君) ただいま議題になっておりますうち、特に
一般会計予算並びに同和関係、市水道事業会計についての反対の立場からの討論を行いたいというふうに思います。 今までも論議になっておりますけれども、最大の問題は消費税を市の施設使用料並びにその他の使用料に上乗せをしている予算であるという点であります。その他の理由もございますが、それは後ほど申し上げます。 一般会計で見ますと29万 8,000円。5つの施設使用料に上乗せをしたのが29万 8,000円でございます。これは29万 8,000円、一般会計の中で消化できないものではありません。 110億の予算全体、また理事者などの一般質問や委員会審議の中での答弁の中にありましたように、国が決めたものであるから仕方がないということだけであって、予算上、この29万 8,000円が一般会計の中で消化できないという、そういう理由はただの一言も説明がないわけであります。国が決めたものであるから仕方がない、これが答弁のせいぜいであります。 では、その国が決めました消費税。一連の税制改革による消費税なるものは一体どういうものであるか、改めて見てみたいと思います。 国全体で4兆 5,225億円。国民1人当たりにしまして3万 8,000円であります。これを当市に当てはめてみますと、5万 3,000人で、20億 4,000万円となるわけであります。消費税によって、須坂市民は毎年20億 4,000万円がこの消費税によって徴収されるわけであります。 次に、福祉目的というふうに言われております。これは低所得者ほど重い負担になることは既に御存じのとおりであります。老齢福祉年金を受けておられます、すなわち3万円の年金者がその10%、 3,000円がこの老齢福祉年金のうち消費税によって消えてなくなるわけであります。 医療費を見てみますと、医療費は無税であるというふうに言われております。しかし、医療費のうちの0.76%、これはけさのNHKのテレビでもやっておりました。須坂市の場合について見ますと、0.76%が若干低くて0.72%、これが医療費として加重されるわけであります。これを当市について見ますと、国保税では約 1,000万円、老健法によりますと 1,500万円、老健と国保を合わせまして 2,500万であります。ことしの予算に提案をされております国民健康保険会計の残高を見ましても、この消費税が来年度、すなわち平成2年度には国保料金の大幅な改定をもたらすことが、もう必至であります。こういう点から見ましても、福祉目的というものは真っ赤なうそであり、福祉の後退、あるいはまた高齢者に対する重い加重を加えることは明らかであります。 減税の財源だということが言われております。では本当に不公平な税制の改革を内容としているかどうか、若干見てみたいと思います。 相続税最低限 2,000万円から 4,000万円に引き上げられております。相続税の配偶者控除、これも同じように 4,000万円から 8,000万円に引き上げられております。一体相続税の配偶者控除が 4,000万円から 8,000万円となることが求められている人が、須坂の市民の中に何人あるでしょうか。これは明らかに大企業、大金持ち本位の税制改革と言わなければなりません。 財テク問題、大きな問題になっております。有価証券の取引税、現在は0.18%が0.12%に下がっているではありませんか。 法人市民税、法人税、90年度には10億円以上の資本金を持つ会社、この減税額は 9,424億円になるのであります。不公平是正とは真っ赤なうそであります。 市の財政上どうなるでしょうか。一般会計では1億 1,300万円、下水道関係では 1,000万円。名目は 3,000万円であります。しかし、さまざまな計算も得まして、精査をしてみますと、 1,000万円負担増になるわけであります。このほかに市民負担になるものが5施設で、先ほど申し上げました約30万円。水道会計では 2,500万円であります。 2,500万円はこれはもろに市民の負担になります。国保、老健、これも国保税の改定は当年度は行われませんでしたけれども、先ほども申し上げましたように、平成2年度はこの消費税などのしわ寄せが、平成2年度は国保税の値上げをもたらせないわけにはまいりません。したがって、この 2,500万円も一般市民の負担になるわけであります。この直接市民の負担になるものだけでも 5,030万円になるわけであります。 消費税によって
消費譲与税がくるから安心であるというような意見もございます。5兆 4,225億円の20%が地方に交付されるようになっております。このうち当市分としては、当市すなわち須坂市へ来る分としましては、1億 7,314万円というように財政当局は計算をしております。そのうち予算に計上されておりますものがこの80%、1億 3,851万円というように計上しております。先ほども申し上げました20億 4,000万の減が市民から吸い上げられている。
消費譲与税は2億円に満たないわけであります。 個有の財源であります電気税。61年と62年の決算で見ましても2億円を上回っております。
消費譲与税は固有の財源でなくなった電気税だけにも足らないわけであります。 ふるさと創生1億円云々が言われております。63年度の補正予算で 2,000万円。新年度の予算で 8,000万円来ることになっております。しかし、これも大きなごまかしがございます。ふるさと創生の1億円は交付税の中に含めて地方に交付されます。交付税というものはもともとは国税3税の、昔は40%、今は削減されまして38%になっております。この38%は地方の固有の財源であります。この固有の財源の中から1億円が竹下内閣は地方に対してふるさと創生と称して、使用目的を特定をして交付をしているのであります。すなわち、交付税がその分だけ減るわけであります。ふるさと創生とは、ふるさとの創生ではなくて、地方を縛るもの以外の何物でもありません。 以上、見てまいりましたように、
自民党竹下内閣の税制改革、わけても消費税はふるさと創生や福祉の充実や、税制改革もそのためのものではなくて、最悪の税制改革であります。 こういうことを反映をしまして、TBSテレビ系21日朝、JNNデータバンクの世論調査を発表いたしました。消費税強行の竹下内閣の支持率は12.3%。歴代内閣の最低であるというようにTBSが報道しました。各種世論の圧倒的多数、消費税はやめろと、こういうようになっているわけであります。当然であります。そこで私は申し上げたい。ぜひ市の理事者も、こうした市民の切実な血を吐くような願い、消費税をやめさせるべく、市民とともに歩んでいただきたい、こういうように思うわけであります。29万 8,000円、わずかなものであります。こういうものを市の一般会計の中で吸収していくということこそが、市民とともにこの悪税である消費税を廃案に追い込んでいく最大の近道であるというように私は思うわけであります。これは地方自治の原則に対しましても可能であります。できるのであります。できることをやって市民の生活を守る、これが地方自治体の長の責任であり、私は理事者の責任でなくてはならぬというように思うのであります。 ついでに申し上げておきます。消費税は3%では済みません。消費税の次にくるもの、必ず消費税税率の引き上げであります。その証拠に4兆 5,225億円の今年度--新年度の消費税の消費税の内容を見てみますと、
消費譲与税、地方交付税、それから消費税を行うに当たっての国の支出増、また物品税の減収分、あるいはまた減税分、こういうものを精査をしてみますと、2兆1,400 億円のマイナスになるわけであります。必ず3%を5%、さらには7%に引き上げてくることは必至であります。こういうことを考えてみましても、今回の予算編成にあらわれました消費税の上乗せという考え方、これをぜひやめていただきたい、このように思うわけであります。 歳出について若干申し上げます。 施政方針演説の中で、予算編成上の留意点として、憲法に基づく人権擁護のために同和行政の推進がうたわれております。団体補助金の一定の改善が見られます。部落解放同盟須坂市協への100 万円の減額。推進の会市協の37万円の減額。しかし、推進の会地区協に対しまして新たに40万円の支出増となっております。一定の改善方向に向かいつつも、その逆風も正視しないわけにはまいりません。 また、個人給付事業についてみましても、保育料の軽減策につきましても一定の改善策が図られております。しかし、その他の個人給付事業につきましては、依然として同じことが続いているのであります。一定の前進面、これも見ながらも同時に、先ほども申し上げましたような逆風、これも私は正視をしていきたいというふうに思うわけでございます。何よりも法のもとに平等な行政、このことを強く望むものであります。同予算だけではなくて、他の補助金につきましても、改善の必要のあるものがあるやに見受けるところであります。歳出につきましては、この点だけ指摘をしておきたいというふうに思います。 最初にも申し上げましたが、平成元年度の予算上の最大の問題は消費税を是認するというその予算方針にあると思います。そのことを強く要求し、また満場の皆さん方の深い御理解によりまして、この予算に対する市民サイドの明確な態度表明を求めまして、私の討論を終わりたいと思います。
○議長(
小布施茂君) 次に、7番
市川喜太郎君の発言を許します。-----
市川喜太郎君。 〔7番
市川喜太郎君登壇〕
◆7番(
市川喜太郎君) 私は、ただいま議題となっております平成元
年度須坂市
一般会計予算ほか8特別会計及び2企業会計について、賛成の立場から所見の一端を申し上げたいと存じます。 さて、地方財政をめぐる状況は御承知のとおり、景気の拡大基調が堅調に推移し、財政状況は好転のきざしが見られるものの、国の予算編成に当たって地方財政対策の最大の焦点とされた国庫補助負担率カット問題につきましては、生活保護費負担率5%など、ごく一部の復元措置はとられたものの、その他の補助金は削減措置が継続または恒久化され、また
消費税導入等の税制改革による地方財政への影響など、不透明な部分があったわけであります。このような状況の中で平成元年度の予算編成をされました田中市長さんをはじめ、理事者各位におかれましては大変な気苦労があったのではないかと御推察申し上げる次第であります。 予算の内容を見ますと、一般会計におきましては 116億 5,000万円、 7.8%の高い伸び率となり、また全会計の予算総額では 204億 1,452万円と、昨年に引き続いての大型予算になっております。21世紀へ向けての積極的な郷土づくりの姿勢が伺われるわけであります。 また、予算全般にわたり和の市政を基本に、高速交通網時代に向けての大型事業を中心とする都市基盤整備を初め、竜の里須坂のまちづくり、市民健康づくり、重度心身障害者等タクシー利用料金の助成制度の創設など、きめ細かな福祉と施策の推進など、まことに時を得た適切なる予算編成と思うものであります。まずもって、敬意と賛意をあらわすものであります。 主な事業を挙げてみますと、まず商工業対策としましては地域産業の活性化のため竜の里イベント事業の助成、 '89須坂産業フェアの開催、受発注ガイドブックの作成、企業若年後継者育成のための助成などの施策を実施するとともに、農業進行対策としましては農業基盤整備事業による基盤整備、新農業構造改善事業、畜産環境対策促進事業による施設整備等、活力ある農業づくりの諸施策が盛り込まれております。 福祉対策では、医療機関での健康診査の充実、福祉とボランティアまちづくり事業の導入、ひとり暮らし老人家庭への火災報知器の設置、在宅重度身体障害者短期保護制度の新設、ディ・サービス事業の充実、須坂区民互助会制度創設への助成など、きめ細かな新規施策等が盛り込まれております。福祉施策の充実が見られ、賛意をあらわすものであります。 教育文化面では、平成7年度全中学校改築完了を目指しての常盤中学校体育館の改築、相森中学校普通教室等の改築をはじめ、小学校視聴覚教材機器及び学校図書の整備等、教育環境の充実が図られている予算となっております。 また、文化振興として、文化財取得基金積立金の増額、版画美術館建設基本構想の樹立、伝統的建造物群の調査、井上歴史の道整備、文化施設建設への取り組み等、文化行政への積極的な施策が盛り込まれております。 さらに、体育振興としては、市民が長年待ち望んでいた北部体育館の建設ができることは、本当に喜ばしいことと思います。 当市も高速道須坂インターチェンジの開通を目前に控え、将来の土地利用計画、幹線道路整備、都市再開発、さまざまな課題がありますが、第3次の須坂市の発展に関する基本構想へ向けての基礎調査、インター周辺の土地利用計画策定、都市計画に関する基礎調査の実施、これらが計画することに大変期待をしているわけであります。そして、近代都市建設に向けての公共下水道事業の促進、豊丘ダム建設事業の推進、上水道配水管新設及び布設替え、土地区画整備事業の推進、家庭小型合併処理浄化槽の設置に対する補助制度の創設など、賛意をあらわすものであります。 また、防災対策としましては、相之島排水機場及び福島北機場の増強、火災等の災害に対処するため、各町における消防器具の整備を図るための消火栓放水用具等に対する補助金制度の創設など、災害のないまちづくりのための施策が図られております。 私は、以上申し上げました諸点に基づいて、平成元年度予算案は21世紀を展望した清潔で躍動する近代都市づくりのためのふさわしい予算であると思います。予算執行に当たり、理事者におかれましては、豊かな経験と英知を結集され、須坂市発展のため一層の御尽力を御期待申し上げる次第であります。賢明なる議員各位の満場の賛同を賜り、原案どおり可決されますようお願いを申し上げまして、賛成の討論といたします。
○議長(
小布施茂君) 以上で通告による討論は終わりました。 これで討論を終結いたします。 これから採決いたします。 最初に、議案第34号を採決いたします。 まず、議案第34号に対する小林紀雄君ほか3人から提出された修正案について、起立により採決いたします。 本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
小布施茂君) 起立少数であります。よって、修正案は否決されました。 よって、原案について起立により採決いたします。 原案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
小布施茂君) 起立多数であります。よって、議案第34号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第35号から第37号までの3件を一括採決いたします。 本3件に対する委員長の報告は原案可決であります。 本3件は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 御異議なしと認めます。よって、議案第35号、第36号及び第37号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第38号を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。 本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
小布施茂君) 起立多数であります。よって、議案第38号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第39号から第42号までの4件を一括して採決いたします。 本4件に対する委員長の報告は原案可決であります。 本4件は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 御異議なしと認めます。よって、議案第39号、第40号、第41号及び第42号は原案のとおり可決されました。 〔13番 丸山孝一君、3番 田中穂積君退席〕
○議長(
小布施茂君) 次に、議案第43号を採決いたします。 まず、議案第43号に対する小林紀雄君ほか3人から提出された修正案について、起立により採決いたします。 本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
小布施茂君) 起立少数であります。よって、修正案は否決されました。 よって、原案について起立により採決いたします。 原案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
小布施茂君) 起立多数であります。よって、議案第43号は原案のとおり可決されました。 〔13番 丸山孝一君、3番 田中穂積君着席〕
○議長(
小布施茂君) 次に、議案第44号を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。 本件は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 御異議なしと認めます。よって、議案第44号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------
△日程第42 請願第1
号 ~日程第47 請願第2号(継続)
○議長(
小布施茂君) 日程第42 請願第1号 週休2日
制実施奨励に関する請願から、日程第47 請願第2号(継続)
国家秘密法の制定に反対する意見書の議決に関する請願までの請願6件を一括議題といたします。 本6件に関し、各委員長の報告を求めます。 最初に、
社会常任委員長の報告を求めます。
-----荒井社会常任委員長。 〔
社会常任委員長 荒井義太郎君登壇〕
◎
社会常任委員長(
荒井義太郎君) ただいま議題となりました請願のうち、付託されました2件について、
社会委員会における審査の結果を御報告申し上げます。 まず、請願第2号
保育料軽減等に関する請願についてであります。 去る14日委員会を開き、慎重なる審査の結果、趣旨採択とするものと決しました。 次に、請願第5号
年金制度改悪反対の
意見書採択に関する請願についての審査の結果を御報告申し上げます。 本請願については、慎重なる審査を行い、採決の結果、多数意見をもって願意妥当と認め、採択することに決しました。 以上で、
社会委員会における審査報告を終わります。
○議長(
小布施茂君) 次に、
総務文教常任委員長の報告を求めます。
-----竹内総務文教委員長。 〔
総務文教常任委員長 竹内磐夫君登壇〕
◎
総務文教常任委員長(竹内磐夫君) ただいま議題となっております請願のうち、
総務文教委員会における審査の結果を御報告申し上げます。 審査いたしまた請願は3件でありまして、去る17日に委員会を開き、慎重に審査を行いました。 まず、請願第3号 日野小学校校地・校庭の拡張に関する請願について申し上げます。 本請願については理事者の意見、紹介議員の説明を求め、審査の結果、願意を妥当と認め、これを採択することに決しました。 次に、請願第4号
消費税導入に伴う
市関係公共料金の改定に関する請願について申し上げます。 本請願については、理事者の意見、紹介議員の説明を求め審査を行いました。 審査に当たり、
委員各位から出された意見の主なるものは、 ・ 4月1日施行の税法改正に伴う消費税については、その転嫁について国民生活に重大なる影響があり、また全国各自治体の対応はまちまちであるので、十分慎重に対処すべきである。 また、地方自治の原則から言って自治体の主体性を堅持すべきである。 ・ わが国は法治国家であり、国民は法を遵守すべき義務があり、地方自治体もまた同様である。等でありまして、挙手採決の結果、不採択とすることに決しました。 次に、継続審査中の請願第2号 (昭和62年3月2日受理)国家機密法の制定に反対する意見書の議決に関する請願については、引き続き継続審査とすることに決しました。 なお、今請願につきましては、2カ年間にわたる継続審査であり、早期に委員会の意思を決定すべきものと思慮されます。 以上で、
総務文教委員会の審査報告を終わります。
○議長(
小布施茂君) 次に、
経済常任委員長の報告を求めます。
-----山岸経済常任委員長。 〔
経済常任委員長 山岸武君登壇〕
◎
経済常任委員長(山岸武君) ただいま議題となっております請願第1号 週休2日
制実施奨励に関する請願について
経済委員会における審査の結果を御報告申し上げます。 本請願については、去る17日委員会を開き、紹介議員の説明を受け、慎重なる審査を行いました。その結果、労働時間の短縮は国際的な要請でもあり、政府においても年間労働時間を 1,800時間程度に短縮することを政策としても公約しているところでありますが、市内事業所の大部分を占める中小零細業者にとっては、週休2日制の実施実現までには、なお多くの解決されるべき問題が存在することにかんがみ、本請願については請願事項のうち労働時間短縮推進のため、労使・行政がそ啓発を強力に行うこととする項目のみを採決することに決しました。 以上で
経済委員会における審査の報告を終わります。
○議長(
小布施茂君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑の通告はありません。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 これから討論に入るわけですが、討論を省略し採決いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 御異議なしと認めます。よって、直ちに採決いたします。 最初に、請願第1号 第2号及び第3号の3件を一括して採決いたします。 本3件についてはそれぞれ委員長の報告のとおり決定することに御異議ありまんせか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 御異議なしと認めます。よって、請願第1号、第2号及び第3号の3件は委員長の報告のとおり決定しました。 次に、請願第4号を採決いたします。 本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
小布施茂君) 起立多数であります。よって、請願第4号は委員長の報告のとおり決定しました。 〔11番 越計治君退席〕
○議長(
小布施茂君) 次に、請願第5号を採決いたします。 本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
小布施茂君) 起立多数であります。よって、請願第5号は委員長の報告のとおり決定しました。 〔11番 越計治君着席〕
○議長(
小布施茂君) 次に、請願(継続)第2号を採決いたします。 本件は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 御異議なしと認めます。よって、請願(継続)第2号は委員長の報告のとおり決定しました。 ただいま継続審査となりました請願については、引き続き閉会中の継続審査に付したいと思います。 これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 御異議なしと認めます。よって、そのように決定しました。
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△日程第48 議会第1号
○議長(
小布施茂君) 日程第48 議会第1号
須坂市議会委員会条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 本件について提案理由の説明を求めます。-----丸山親男君。 〔23番 丸山親男君登壇〕
◎23番(丸山親男君) ただいま議題となりました議会第1号
須坂市議会委員会条例の一部を改正する条例について、提出者を代表して提案の理由を説明を申し上げます。 本案は、このたびの市の機構改革により、
企画調整部が総務部から独立することに伴い、当議会の常任委員会の所管について改正するものであります。 改正に内容は、
総務文教委員会の所管を従来のもののほかに
企画調整部に関することを加えるものであります。何とぞ議員各位の御賛同賜りますようお願い申します。
○議長(
小布施茂君) これから議案質疑に入ります。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本件については会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 御異議なしと認めます。 よって委員会の付託を省略することに決定しました。 お諮りいたします。 本件は討論を省略して採決したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 御異議なしと認めます。よって、直ちに採決いたします。 議会第1号については原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 御異議なしと認めます。よって、議会第1号は原案のとおり可決されました。
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△日程第49 意見書第1
号 ~日程第50 意見書第2号
○議長(
小布施茂君) 議案第49 意見書第1号
年金制度改正に関する意見書、日程第50 意見書第2号
消費税廃止を求める意見書、以上意見書2件を一括議題といたします。 事務局長に朗読させます。 〔古平事務局長朗読〕
----------------------------- 意見書第1号
年金制度改正に関する意見書 上記の議案を別紙のとおり須坂市議会会議規則第14条の規定により提出する。 平成元年3月23日提出 提出者 須坂市議会議員
荒井義太郎 北澤文子 駒津芳平
市川喜太郎 佐藤哲夫 小布施 茂
年金制度改正に関する意見書 21世紀に向けた公的年金制度一元化が進められているなかで、先般年金制度審議会は、年金保険料の値上げや、老齢年金支給開始年齢の引き上げ等を柱とする内容の答申をしたところであります。 しかしながら、高齢化に向けた社会基盤整備に逆行する面が多く、60才定年制確保など雇用条件整備が遅れている現状の中では、国民各層の理解と合意形成はむずかしいものと考えます。 よって、政府におかれては下記事項の改善に努めるとともに、上記答申に基づく制度改正法案の提出については年金受給者の生活安定のうえから、国民世論を十分尊重し慎重に対応されるよう強く要請します。 記1.60才定年制など雇用条件整備を急ぐこと。2.鉄道共済年金財源は、他の年金財源を圧迫しないよう国庫負担により対処すること。3.すべての年金支給開始年齢を60才にすること。4.基礎年金の国庫負担率を引き上げること。 上記については、地方自治法第99条第2項の規定により意見書として、内閣総理大臣ほか関係機関へ提出するものとする。
----------------------------- 意見書第2号
消費税廃止を求める意見書 上記の議案を別紙のとおり須坂市議会会議規則第14条の規定により提出する。 平成元年3月23日 提出 提出者 須坂市議会議員 小林紀雄
永井一雄 北澤文子
後藤美智夫 丸山親男
消費税廃止を求める意見書 平成元年4月1日から実施される消費税法等は、十分な国民的合意が整わないまま、国会において強行採決されたものである。 地方公共団体は、予算編成に当たり、消費税の公共料金への上乗せを全部又は一部延期する等その取り扱いが一様ではない。 政府におかれても、消費税の取り扱いについて指導を行っているが、その徹底を欠き混乱している。 もとより、税制体系の改革は、十分な国民的合意を得たうえで実施されなければならないものである。 よって、政府におかれては、現行の消費税法を廃止するよう強く要請する。 上記については、地方自治法第99条第2項の規定により意見書として、内閣総理大臣ほか関係機関へ提出するものとする。
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○議長(
小布施茂君) 本2件について提案理由の説明を求めます。 最初に16番
荒井義太郎君の説明を求めます。
-----荒井義太郎君。 〔16番
荒井義太郎君登壇〕
◎16番(
荒井義太郎君) ただいま議題となっております意見書第1号
年金制度改正に関する意見書につきまして、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。 本年は5年ごとに行われる年金財政再計算の年にあたりますが、これに合わせて厚生大臣の諮問機関である年金制度審議会は、国民年金、厚生年金保険制度改正に関する意見をまとめ、去る2月27日答申をしたところであります。 これによりますと、厚生年金支給開始年齢を現行60歳から平成10年度から段階的に繰り延べをし、65歳とする。国民及び厚生年金両保険料も大幅アップしようとするなどを骨格とした内容であります。 昭和61年4月には、いわゆる年金制度一元化に向け、全国民共通の基礎年金をベースとした2階建て方式に制度改正がされており、さらにその理念を引き継いだ今回の改正案は、急速な高齢化の進展と産業構造、就業構造の変化に対応でき得るものとはしておりますが、60歳定年制でさえ定着していない現況雇用条件下においては、迎える都市化の進展や核家族化が進行する中で、現役勤労国民にとってはますます先行きへの不安が増すばかりであります。 政府はこの28日にも閣議決定をし、改正法案を今国会に提出する予定と聞いておりますが、政府関係機関におきましては、年金制度の内容再検討をされるとともに、
年金制度改正は急がず、国民的合意が得られるまで十分慎重に検討されるよう強く要請するため、意見書を提出した次第であります。何とぞ議員各位の御賛同を賜りますよう、ここにお願い申し上げまして、提案の理由の説明といたします。
○議長(
小布施茂君) 次に、26番小林紀雄君の説明を求めます。-----小林紀雄君。 〔26番 小林紀雄君登壇〕
◎26番(小林紀雄君) 提出者を代表しまして、
消費税廃止を求める意見書について提案理由の説明を申し上げます。 平成元年4月1日から実施される消費税法は、その成立の過程からしても十分な国民的な合意が整わないまま、国会において強行採決されたものであることは御承知のとおりであります。 当市議会でも討論があったとおり地方公共団体が予算編成にあたりさまざまな対応をしているのも御存じのとおりであります。さらに実施となれば市民生活に多くの混乱を招くことは明らかであります。税制改革は国民的合意の上になければならず、また不明瞭であってはならないと思います。 消費税法の成立の経過、実施にあたっての今日における混乱を見るとき、早急に現行消費税法の廃止をすべく政府に要請するものであります。議員各位の賢明なる御判断を賜り、市民の消費税反対の声を政府に反映すべく、御賛同をお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(
小布施茂君) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本2件については会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 御異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決定しました。 お諮りいたします。 本2件は討論を省略し、採決したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 御異議なしと認めます。よって、討論を省略し、直ちに採決いたします。 まず、意見書第1号を採決いたします。 本件は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
小布施茂君) 起立多数であります。よって意見書第1号は原案のとおり可決されました。 次に、意見書第2号を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
小布施茂君) 起立少数であります。よって意見書第2号は否決されました。 お諮りいたします。 ただいま可決されました意見書につきましては、その条項、字句、その他整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小布施茂君) 御異議なしと認めます。よって、そのように決定しました。
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△日程第51
シルキー活性化対策特別委員会の設置及び委員の選任について
○議長(
小布施茂君) 日程第51
シルキー活性化対策特別委員会の設置及び委員の選任についてを議題といたします。 事務局長に特別委員会の設置目的及び課題等を朗読させます。 〔古平事務局長朗読〕
----------------------------- シルキー活性化対策特別委員会1.目的及び課題 県都長野市に隣接する本市の商業環境は、購買力の流出等、厳しい状況におかれてきた。 こうした中で、都市基盤の整備と商業の活性化を目的とし、昭和48年度に策定された須坂市都市再開発基本構想に基づいて、県下初の組合施行による駅前再開発が、昭和52年の事業計画着手以来進められてきた。 須坂市駅前ビル「シルキー」はこうして昭和61年10月完成し、翌11月には「共同店舗シルキー」がオープンしたところである。 本事業は、大型店、キーテナントが入らない地元小売業者を中心とした商業計画によって、既存商業の活性化に寄与すべく、商業活動を続けてきたが、テナント構成、駐車場等々の問題により、目標販売額を達成するに至らず、退店する店舗が相次ぐなど、「協同組合須坂シルキー」もその運営に支障をきたしている状態にある。 こうした状況にあって、行政においても、須坂市の表玄関としての駅前地区の活性化は、今後の須坂市発展に不可欠のものであるとの立場から、駅前ビル「シルキー」の活性化と発展にむけての方策を調査、研究するため、
シルキー活性化対策特別委員会を設置する。2.期間 目的達成まで3.構成人員 8名
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○議長(
小布施茂君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております
シルキー活性化対策特別委員会を設置したいと思います。この設置について、これより採決をいたします。 本特別委員会の設置について賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕